ゲーミングキーボードとして、REALFORCE R3シリーズ(R3HA12)を買った話

この記事は、道メン(身内向け) Advent Calendar 2021の3日目の記事です。

adventar.org

動機

 RTAをする際に、カテゴリによってはZキーの連打が欠かせません。どれくらいの連打が必要かというと、

  • Zキー 18,829回 (連打でテキスト早送り+攻撃)
  • Xキー 1,191回 (長押しでテキスト送り+ジャンプ)
  • Cキー 1,147回 (スキルキー)
  • Sキー 154回 (スキル順送り)

が最近のタイム計測区間での実測値です。実家でやっているのですが、今まで使っていたLogicool G910r だと、茶軸でもかなりうるさいです。実際に家族から苦情がくるレベルでした。12月末にはRTAinJapanもありますし、当然練習も必要なので新しく静かなキーボードを購入する必要があると思いました。

 どんなキーボードを買おうか少し悩んでいたのですが、「どうせ買うならいいやつ買おうぜ!!!!」という悪癖が発動し、REALFORCEシリーズにすることにしました。

モデル選択

今回の買い替え動機の一つである、「うるさいのをなんとかする」という点で静音モデル(通常モデルでもかなり静かには思えましたが)を選択。さらに、「正しいキーボードの打ち方をする人」には効果の大きいんじゃないか、いい機会だから「タイピングの癖をなんとかしたい」という感想を持った変荷重タイプ。RTAのセットアップに欠かせないテンキーありのタイプ。という3つの条件から、R3HA12を選択しました。

REALFORCEのR3モデルは、2021年10月25日に発表され、同年11月1日に発売された出たばかりのモデルです。
購入したのは、今回から追加された無線接続も可能なハイブリットモデルで、USB接続に加えてBluetooth接続を用いて最大4台までの機器を登録、使い分けることができます。

開封

ほかの詳しい話はほかの記事にお任せすることにして、さっそく開封しましょう

 

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かなり厳重に梱包されていました。

(使っていたG910rを中古で売り払うときに役に立ちました)

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それと一つ、ケーブルを束ねているバンドがAnkerのアレっぽいという話

内容物は

  • 本体
  • Standard A -Type-CなUSBケーブル(1.8mくらいあった気がする)
  • 単三乾電池2本
  • 説明書

あけたときの感想なんですが、「おお、これがホンモノのキーボードか...」などと小学生じみたことしか考えてませんでした。このキーボードがいかに素晴らしいものか、は他の記事にお任せすることにしてRTA走者的な視点から見ていきましょう

 

使っていく

REALFORCEの特徴の一つに、「アクチュエーションポイントの変更ができる」という点が挙げられます。これはどういう事かというと、「どこまで押し込めば判定が出るかのポイントを変えることができる」ということです。言葉での説明よりも実際に見たほうが早そうなので画像を見てください。

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3mm
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0.8mm

言語化すると下のような変化をします。

  • 押した判定が出るまでの時間を短縮できる/離した判定が出るまでの時間が延びる
  • 離した判定が出るまでの時間を短縮できる/押した判定が出るまでの時間が延びる

これがクリティカルに響くのは1F単位での入力が要求される場面です。

下の動画を見てください。

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YsOrigin ユニカ編 蒼哭の領域 ドア抜け

これは、YsOriginの蒼哭の領域のドア抜けをスロー再生したブツです。ジャンプは割と適当でいいんですが、スキルキーを離した次のフレームで↑キーの入力が要求されます。こういう場合に、スキルキーのアクチュエーションポイントを3mmに、↑キーを0.8mmにセットするとデフォルトの2.2mmよりも格段に安定するように感じます。

アクチュエーションポイント変更機能は、ゲーミングデバイスとしてもかなり重要になってくるのではないでしょうか。

その他

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REALFORCE ソフトウェアには、ヒートマップ機能があります。記事の冒頭に書いた、キー入力回数はこの機能を用いて計測していました。露骨にZキーが押されているので、私のキーボードはZキーから壊れるかもしれません。約1500回、英語版のYsOrigin Toalのフルゲームを通すとZキーはキースイッチ寿命に到達するらしいです。プレイヤーの疲労という観点からではなく、キーボードの耐久度的な観点から連射機許可を切実に求めてたりします。

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画像は、冒頭で言った回のタイトル画面に戻るまでの打鍵数です。

 

最後

出た直後で1mmも値下げされてない、完全な定価での高額品おかいものは久しぶりかもしれません。それでも、十分な満足感のあるおかいものでした。まだ記事の残弾はあるので、また後日お会いしましょう。おしまい。